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「新・漫画ガスの話」11  
作成日2020/10/07 更新日2022/04/04

Bガスの科学/圧力の話  マクデブルクの半球実験

今では、小学校の理科の教科書にもある有名なマクデブルクの半球実験、オットー・フォン・ゲーリケが行った実験と発明した真空ポンプは、科学の時代へのさきがけとなりました。
激しい戦争のために廃墟となったマクデブルク、その市長として復興に尽力したゲーリケは、自然哲学の追及に熱心でした。ゲーリケの作った真空は、トリチェリの真空よりもさらにはっきりと空気の存在と真空の可能性を示唆し、デカルトの「真空嫌悪説」を打破しました。
ゲーリケ自身は、20年間も公表しなかった真空ポンプですが、ショット司祭がスクープしてしまったため外国の学者たちの知るところとなり、空気の研究を始めていたボイルもゲーリケのポンプを知りました。