趣味のページ。エフワンやガーデニングなど
わが家のカメラたち/デジタルカメラ・ルミクス


2002年12月。パナソニックのデジタルカメラ・ルミックスFZ1を買いました。
1999年の冬に東芝のアレグレットM5を買って丸3年使いましたが、12倍ズームのライカレンズ付きのデジカメが発売されたので新しく買ってしまいました。
このページの更新日2002/12/31

1.FZ1を選んだ理由

1999年頃より増えてきたデジカメ。その便利さと高性能化・低価格化はすごい 速さで進んできました。3年間アレグレットを使ってきて少し不満も出てきたところにライカレンズのパナソニックFZ1の登場です。値段は5万円ちょっと。 12倍ズームレンズがついていることを考えると驚異的な低価格です。

(1)解像度は200万画素ぐらいがちょうどよい
 ルミックスFZ1は約200万画素です。この頃は300万画素以上のカメラが多くなってきたことを考えると数字は物足りないのですが、パソコンな どで取り扱うときに200万画素でも横1600ドットになります。これ以上のサイズの写真になるといくらパソコンの性能があがったとはいえ、画像関係を取 り扱うのがとても重くなります。アレグレットでも800x600ドットで撮影することが多くパソコンをeMac(640MBメモリー)にして、やっと 1600x1200ドットで撮影するようになったくらいですから、しばらくは200万画素で十分と思いました。
 FZ1も300万画素だったら、おそらくこの値段で12倍ズームは難しかったと思います。

(2)手ぶれ防止
 アレグレットを使っていてもう少しズーム比があればいいなとぜいたくなことを考えることがありましたが、FZ1は12倍ズームです。しかしこれ だけの望遠ズームになるといつも3脚が必要になります。いつも3脚を持つということでは面倒なのでそうなると高倍率ズームも宝の持ち腐れになってしまいま 。
ビデオカメラの技術を用いた光学手ぶれ防止装置付きです。これなら3脚なしで持ち歩いても使えそうです。
まだ他のカメラメーカーには手ぶれ防止機能付きのデジタルカメラはありませんでした。

(3)実際に持ってみて
 店頭に飾ってあるルミクスFZ1を実際に持ってみてむやみに大きくもなく小さくもなくちょうど持ちやすそうな大きさと重さでした。一眼レフカメラなどに比べるとかなり小さいのですが、デジカメらしくない大口径のレンズとしっかり感はとても気に入りました。
 高倍率ズームのデジカメはオリンパスにもカメディアというすばらしいカメラがあるのですが、手に持った感じでFZ1に決めました。

2.実際にFZ1を買って感じたこと

(1)付属品
 アレグレットの時に感じたのは、必要な付属品は初めから用意した方がよいということです。特に電池とメモリーはすぐに必要になると考えて本体と 同時に注文しました。本体付属のメモリーカードはわずか8MBです。このぐらいのサイズなら本体に添付せずにその分値段を下げてた方がよいのではないかと 思います。値段と容量を考えて128MBのSDカードにしました。電池は専用電池なので予備電池は必需品です。あまり安くはありませんが予備の電池がない と本当に困ります。
 デジカメのフィルターは取り付け方法が特殊なものが多いのでとても困ります。今回はしばらく使ってから考えることにします。レンズフードが標 準で付属していますがレンズの固定部分の鏡胴先端のリングをはずして取りつけるというとても面倒なものです。ストラップはがっちりと固定できるタイプのも のが付属しています。両側にとりつけるものですがカメラ本体が非常にコンパクトなので片側に寄せた方が使いやすかったようです。

(2)レンズ

 レンズはアレグレットと同じように電源を入れると同時に飛び出すタイプのものです。アレグレットM5はズーミングの時に飛び出したレンズ部が前 後しモーターの音も大きいのですが、ルミクスFZ1は一旦飛び出したレンズの胴体部分は動かず内部レンズのみが移動します。
製作された時代が違うので比較 するのはアンフェアかもしれませんが、ルミクスFZ1 の方が圧倒的に静かです。ズームスイッチはアレグレットが親指で操作するタイプ、ルミクスがシャッターボタン回りのリングを人差し指で操作するタイプで す。個人的にはアレグレットのタイプの方が好みです。
 でもこのサイズでどうして12倍ズームができるのか不思議です。デジカメのデジタルズームは、後でパソコンで拡大できることを考えるとほとん ど意味がないように思いますが、FZ1の場合は光学ズームが12倍なのでデジタルズームを併用するととてつもない望遠になってこれはこれですごい。デジタ ルズームは光学ズームとの連続操作になっているのでメニュー画面 から1度オンにしておけばそのまま使えるのが便利。

(3)ファインダー

 アレグレットはレンジファインダーでズームに連動してファインダー内部の倍率も変化しますが、ルミクスは液晶ファインダーです。光学式ファイン ダーの方が見やすいと思うのですが、さすがに12倍ズームともなると液晶になってしまいます。電池の消耗押さえるためだと思うのですが、背面のディスプレ イとファインダーはどちらか一方しか使えないようになっています。 視度調整はどちらも可能です。


(4)レンズキャップは自 動ではありません。

アレグレットの場合電源オンでレンズが飛び出すとキャップがはずれてしまいますが、ルミクスFZ1の場合はレンズキャップが強くロック されているためレンズが定位置まで動くことができず、液晶画面にレンズキャップを外すことを促すメッセージがでます。ズーミングやフォーカスの時の作動音 が非常に静かなFZ1ですがさすがにレンズが飛び出すときはウィーンというモーター音がします。


(5)ストロボ

ストロボは折り畳み格納式です。はじめからストロボが外に出ているタイプのカメラは、ストロボの発光禁止操作を忘れると大変ですが、格納式だと確実に発光禁止にできるのが便利です。


(6)レンズフード

付属のレンズフードを取り付けた状態。このままでもレンズキャップは取り付けることができる。
電源オンの状態ではレンズ先端がフードの根元付近になる。
写真ではかなりごついカメラに見えますが、実物は非常にコンパクト。小さくてもおもちゃっぽくないのは、やはりレンズの口径が大きいためかも知れません。