写真ディジタル化講座
20世紀末から21世紀にかけてデジタルカメラの技術が急速に進歩して、手軽に写真を撮れる様になってきました。
素人カメラマンだとフィルムカメラ(アナログ銀塩カメラ)とデジタルカメラではどっちでもいいや、と思うくらいデジタルカメラの絵はきれいになりました。

デジタルカメラの便利さ、手軽さ、撮った写真をパソコンで整理できる便利さはもうフィルムカメラを手放したくなるほどです。本当はまだまだ銀塩カメラの性能には追いついていないとは思いますが、スナップ写真だけならデジカメで十分だと思います。
そこで、はっと気づいたのが、大変な量の従来の写真です。 ネガとプリントの管理、整理ってとても大変です。デジカメを通じて味わったデジタルアルバムの便利さをなんとかこれまでのフィルムでも使いたい、と思ったのですが、ついつい面倒だと思ってほったらかしてました。
なにかのきっかけで昔の写真をスキャナで読み込み、なにげなくフォトショップというソフトで加工していたら、とてもくすんでいた写真がハッと驚く くらいきれいな色に戻りました。うーんとうなりました。そうか、退色した写真もちゃんとデジタル処理すればこんなにきれいになるのか、ネガやプリントがだ めになる前に全部デジタル化しよう、と思ってから1年くらいたつようですが、まだまだ半分くらいしか作業は進んでいません。

でも、写真をデジタル化する 作業は、試行錯誤の繰り返しの中にも想い出をたどる旅にでかけるような、楽しさもあります。アナログ写真のデジタル化にはちょっとしたコツやノウハウがあ ります。プロ級の資材と手間ひまをかけたらきりがありませんが、素人レベルでもとても楽しくできます。

「写真をデジタル化するととても便利です。楽しみながらやってみませんか?」講座です
1998年に買った富士フィルム社のデジカメです。まだパソコンにもUSBのような便利なも のがなくカメラからパソコンへのデータの転送にとても手間がかかりました。画面は640×480ドットです。どう見たってフィルムで撮る写真にかなう訳も なく、本当に記録用でした。名前もクリップイットでした。
でも現像を待たなくでも撮りなおしが簡単にできるデジタル写真の便利さは体験できます。これ、本体はアップルのQuickTakeカメラと同じ物でした。
2年後に買った東芝のアレグレットです。それまでカメラメーカーでなかったところから次々に発売されるデジタルカメラはブームになってきました。
なんと言っても200万画素あるので1600×1200ドットでの記録が可能です。でもパソコンのディスプレイのドット数よりも多く、当時としてはまだ記憶装置が大容量化しておらず、パソコンの能力を考えると手軽に扱えるのは800×600ドット程度でした。
2003年暮れに買ったパナソニックのデジタルカメラ です。これも家電メーカーの作ったカメラです。パソコンの能力や記憶装置の容量 が飛躍的に向上したので1600×1200ドットで撮影しても十分に使えるようになりました。同時期に発売されたカメラの中にはより画素数の大きいカメラ もある中でこれはまだ200万画素のままですが、このカメラのすごいところはライカ製の12倍ズームレンズを持っていることです。
我家のデジカメの不思議なところは、カメラメーカーではなく東芝や松下といった写真の機器(ストロボなど)を作っている電機メーカーのものだということです。


第1章.準備するもの
ネガがあるととてもきれいに写真をデジタル化できますが、ネガを紛失していることもあります。
適当にネガとプリントを集めます。
ネガを詳しく調べるのはとても大変なので、およそいつ頃のものか、というのだけでも適当にメモしていきます。
ネガフィルムとアルバム。↑
この写真にあるネガブックは英国時代のものです。日本だと35mmフィルムは現像に出したあと6カットずつ切られてきますが、英国のものは4カットずつです。
スキャナ付属のフィルムホルダーは6枚ずつのフィルムを基準に作られているので少し手間がかかります。
パソコンとスキャナ
これも絶対に必要です。
デジカメを使って写真のプリントを撮影するという方法も可能ですが、あまりきれいにはできません。スキャナもフィルムスキャナがあるとよいのですが、はじめはプリントを読み取るだけでもよいと考えてフラットベッドのスキャナから始めるのがよいと思います。
後から透過原稿ユニットを買うという方法もあります。我家はこの方法です。
パソコンソフト。
フォトショップエレメンツを使っています。
これも必需品ですがスキャナを買うとついてくるソフトでも十分にいけると思います。
我家の場合はグラフィックソフトが非常にたくさんあります(それだけたくさん導入に失敗したとも言えますが、よく言えば進化したとも?)。
MacとWindowsの両方を使っているため、お薦めはPhotoshop Elementです。
フルスペックのフォトショップは非常に高価な上に使いこなすのが大変なのでフォトショップのライト版で十分だと思います。
Photoshop LEとPhotoshop Element のいずれもMacとWindowsのハイブリッドで2つのライセンスが同時に使えるようにして販売されています。
我家のようにMac4台、Windows2台を同時に使っているところはとても助かります。
合計するとライセンスが8本もあるので少し無駄になっていますが、スキャナなどを買い足す時に機器にバンドルされていることもあるため増えてしまいました。

パフォーマ5420だけはPhotoshop Elements 2をインストールすることができない(OSが古いため)のでバージョン1を使用しています。
画像のレタッチなどは他のパソコンで行うことが多くパフォーマはフィルムのスキャンにだけ使用しています。
画像処理やファイルの整理にはeMacを使っています。
メモリー、ハードディスク容量、パソコンの性能などは写真の整理に十分です。
ハードディスクは外付けも含めて140ギガバイトあり我家のCDと写真を全て保存しても間に合う予定です。
やる気
やる気、というよりも楽しんでやる気持ちが大事だと思います。スキャナの速度ってせっかちな人にはいらいらするものです。
フィルム1本読み取り終わるにはかなりの時間がかかると思います。あせらずのんびりと楽しんでやるのがコツだと思います。
付箋紙

スキャンには時間がかかるので適当なところでやめて続きはまた、という気楽な気持ちが大切です。その時にとても役立つのが、ここまで完了という印をつける付箋紙やしおりです。
これを面倒だと思って手抜きすると次に再開するところを探すのがとても大変なことになります。

第2章.スキャナの選び方と使い方
プリンタ複合機
eMacにUSBで接続しているエプソンのCC-700です。
スキャナとプリンタの複合機のはしりのようなものです。
家族のコピー機代わりになっていますが、スキャナの性能も十分あります。
フィルムを読み取るための透過原稿ユニットは上のふたを交換して使います。
透過原稿ユニットの取り付けはやや面倒です。
他のフィルムスキャナを購入してからはプリント原稿の読み取り専用にしています。

下にあるエプソンのプリンタは写真印刷とCDダイレクト印刷専用です。
フィルム専用スキャナ
●これはパフォーマ5420に接続しているキヤノスキャンFS2720というスキャナです。
写真のネガやポジフィルムを読み取るフィルムスキャン専用機はとても高価です。
本や印刷物はスキャンできないのにフラットベッド型のスキャナより高いのです。
フラットベッド型でも同等以上の解像度による読み込みが可能になってきているのに、なぜ?
と思いますがフィルムスキャナはあまり売れていないためメーカーの競争もあまりありません。
どちらかというとプロ仕様なので低価格機や普及機が少ないのです。 今(2003年)は普及機はミノルタ製の1機種しかないようです。
しかし、何といってもフィルム専用機はかなり高速です。
またAPSフィルムのスキャンはフィルム専用スキャナでないとできません。 キヤノスキャンFS2720はその名前の通り、2720dpiで読み取るのが標準です。
我が家にもう一台ある同じキヤノスキャン製のスキャナはフラットベッド型9900Fです。
35mmフィルム24枚同時にセットできる2003年の新型機です。
1600dpiで倍率150%にするとトータル2400dpi相当となりますが、FS2720と競争すると5倍くらいの作業時間がかかります。

●素人がなんでフィルムスキャナを持っているかというと、このスキャナがSCSI接続のため売れ残ってしまい定価の8割引くらいで手に入ったからです。
ファイヤワイヤーやUSBの機器が増えていてWindowsパソコンが増えるとSCSI機器は売れにくくなっています。Macの古い機種を持っているとSCSI仕様が当たり前なのですが、こんな時はとても得です。
iMacにもeMacにもついていないSCSIがパフォーマについています(我が家のパフォーマはSCSIインタフェリスが2つもあります)。
ニコン製でもミノルタ製でもどこでも良かったのですが、たまたま「現品限り」特売になっていたのがキヤノン製だったのです。おそらく、今はSCSI専用機はないだろうと思います。
ちなみにSCSIをUSBに変換するアダプタ(我家の古いハードディスクの接続に使っているもの)ではFS2720は使えませんでした。Macでは認識されませんでした。(Windowsではまだ試していない)
フラットベッドスキャナ

透過原稿ユニットつきキヤノスキャン9900Fです。
連続スキャンができるということで買ってしまいました。
新型なのでバーゲン品のフィルムスキャナよりかえって高価なものになってしまいました。
透過原稿ユニットは後づけでなく初めからついている機種なので面倒な取り外し作業はいりません。
透過原稿でないときはカバーをつけるようになっていますが、ふたをはずす必要はありません。

フィルムのスキャンはとても時間がかかりますが連続して自動でスキャンができるので、スイッチをポンと押したらほったらかしにできるのは便利です。
フィルムの退色やきずを補正する機能がついて、この機能をオンにしておくとさらに作業時間が長くなります。
実際にスキャナが動いている時間以上にパソコンの処理時間がかかっているように見えます。
普段はグラフィックソフトから読み込むのではなく附属のユーティリティを使って連続してスキャンした画像をファイルで保存するようにしています。
連続保存するときのオプションを細かく決めることができないため一旦TIFFファイルで保存しフォトショップエレメンツでまとめてJPEGファイルにするようにしています。
フィルム1枚で、TIFFだと100MB、JPEGで500KBから1MBくらいのファイルになります。

(1)パフォーマ5420+G3+フィルムスキャナ・キヤノスキャンFS2720
(2)iMac(G3)+キヤノスキャン9900F

この組み合わせでよーいどんでスキャンを始めると(1)で2、3本スキャンが終わる頃になっても(2)の方はまだウィーンといっている感じです。

第3章.フィルム・スキャナでの35mmフィルムのスキャン(自動送りのスキャナが欲しいよー)
ネガフィルムをセット フィルムスキャナの準備
●ネガフィルムを専用のフィルムホルダーにセットします。

●フィルムは表側を上にするためまず間違える心配はありません。

●写真の位置は白いスライド部分についているノッチで決めるためずれる心配もありませんがでもノッチがずれるとスキャンを失敗します。

●フォトショップでフィルム面のごみや傷を除去することはできますが、やはりこの時点でフィルム面についているほこりなどはきちんとブロワーで除去するのが大事です。
フィルム面の上のごみはスキャンしたときにけっこう目立つものです。
●フィルムスキャナのカバーを開けます。スキャナはほこりを嫌うため使わないときは必ずカバーを閉じておく必要があります。
●最新の機種では内部のほこりなどを自動的に除去できるようです。

●スキャナソフト(TWAIN)でトリミングもできますが、通常は35mmフィルム目一杯読み取っています。
●毎回スキャン前に露出などを自動補正するようにしていますがそれほど時間はかかりません

フィルムのセット APSフィルムホルダー
●パソコンからの信号(スキャナドライバソフトの読み取り開始ボタン)でスキャンが始まります。
●うぃーんという音をたててフィルムが自動的に定位置まで移動していきます。
●画質調整などのプレスキャンを行い、本番の読み取りまで自動で行われます。
●読み取りが終わったらすぐにホルダーをワンノッチ分押し込みます。こうしておくと間違えて同じフィルムを2度スキャンすることを防げます。
●パフォーマで取り込んだデータはとりあえず適当なフィル名をつけて保存しネットワーク経由でeMacへ転送し、日付などの情報をもとにした分かりやすいファイル名をつけフォトレタッチソフトで簡単な加工をしています。
これはAPSフィルムのための専用ホルダーです。
APSホルダーの場合のスキャナのカバー APSフィルムのスキャン
●APSホルダーを使うときはスキャナのカバーをもう一段大きく開けます。 ●スキャナ本体の内部が見えるくらい大きく開くので、ここにすっぽりとホルダーをセットします。
●APSも残念ながらフィルム送りは手動です。
フィルムスキャナのまとめ
●読み取り解像度は2720dpiにセットしてカラーネガフィルムを読み取るとけっこう大きなサイズのファイルになります。
●ほとんどの場合JPEG型式の高画質で保存するのですが、およそ1MB程度のファイルになります。
●これだとCD-Rにおよそフィルム30本くらいが保存されることになります。
●JPEGではなく全く圧縮しないで保存することも考えましたがそれだとハードディスクもCD-Rも大変な量 が必要になります。今のところはJPEGで十分だと思います。

レタッチの方法はおよそ次の通りです。(あまり加工しすぎないように簡単な作業だけです)
●画像をフォトショップの「切り取り」でトリミングします。
●フォトショップでカラーバランスを修正します。エレメンツ2だと自動カラーバランスが便利です
●傷やほこりがあると画面の一部が明るく飛んだ感じになるので修正します。フィルタ→ノイズ→ダスト&スクラッチを使います。画面 一杯に適用すると時間が かかる上にピントがぼけたりするので最小限の範囲に使う方がよいようです。ダスト除去のメモリは3ピクセルくらいにしています。


第4章.フラットベッドスキャナでフィルムスキャン
フラットベッドスキャナ フィルムのセット
こ れはタク専用機だったiMac。タクが大学で東京に行ってからはママちんのメール・インターネット専用機となっていたところに新たにフラットベッドスキャナを入れたためメール・スキャン兼用機となっています。
このスキャナ、ファイヤワイヤでもつなげるのですが、専用ケーブルを別途購入しなければならないこととこのiMacにはファイヤワイヤがついてい ないためUSB接続ということにしています。スキャナの場合はスキャンの速度自体が速くないためあまり通信速度をあげても仕方ないと思っています。
フィルムホルダーは何種類か付属していますが35mm用だけでほとんど足りてしまいます。

●ホルダーから見てネガを裏向きにセットします。
●この写真にあるフィルムは英国のラボのものなので6枚ではなく4枚ずつでネガが切られています
●ホルダーにはセットするためのノッチがついていて写真の位置はぴたりと決まるようになっています。
スキャナの準備 フィルムホルダーのセット
 
●スキャナのふたの部分です。ここに透過原稿ユニットが最初からついていますが電源ケーブルは本体とつなぐようになっています。
●ふたの根元に輸送用のロックレバーがついています。
●フィルムホルダーをセットします。右の奥から順番に読むようになっていますが、フィルムが入っていないところはプレスキャンの時に読み飛ばされるようになっています。
フラットベッドスキャナのまとめ
 

●iMacでスキャンを開始したところです。
●かなり長時間かかります。
●同じフラットベッド型でもエプソンのものと比べるとものすごく時間がかかります。おそらくソフトウェアによる処理が重いのかも知れません。

第5章. 写真デジタル化
●写真の整理

写真はファイル名を決めて保存するのですが、名前の決め方もけっこう難しいと思いました。 今のところ次のような方法としています。
(1)デジカメの画像は撮影日時が記録されているので、ファイル名に年月日時分を並べて拡張子に.jpgをつけています。
MacOSの場合拡張子は不要なのですがWindowsとの互換性やフォトショップエレメンツがバージョン2になってから拡張子中心になりました。
デジカメの画像とフィルムスキャン画像のいずれも拡張子付きファイルにしています。

(2)フィルムに日時が写し込まれているものはその日付を使ってファイル名にします。時分まで記録されていることはめったにないので、年月日の次に通 し番号をつけています。
(例)20030101-001.jpg 2003年1月1日に撮影したフィルムの1枚目

(3)同じ日に2本以上のフィルムを使っていることもあるため番号を飛ばしています。
(例)20030101-205.jpg 2003年1月1日に撮影した3本目のフィルムの5枚目

(4)日付が不明の写真
フィルムに日付が写しこまれていなくて、ネガホルダーなどにも記録がないもの、さらに日記などをたどっても日付がはっきりしないフィルムがあります。
 (a)とりあえず年月不明フォルダーに保存します
 (b)ネガからプリントしたものがないか探して、裏に日付がないか探します
 (c)前後関係や写真に写っている内容から年や月を推定します。けっこう楽しいかも
 (d)年が分かったものはその年のフォルダに月不明フォルダをつくってファイルを移動します
 (e)月まで分かったときは、日付なしのファイルにします。
 (例) 20031000-001.jpg 2003年1月の日付不明写真

(5)写真プリントをスキャン
フィルムを整理していると、ネガにないプリントが見つかることがあります。
運動会などで他の人が撮った写真をもらっていることがあります。
あるいはネガが紛失していてプリントだけが残っていることもあります。
この場合は、そのプリントをスキャナで読み込んでネガフィルムと同じように保存しておくのが便利です。
サービス判で、800dpi程度でスキャンしておくといいようです。
古い写真だとフォトショップでカラーバランスをとりなおすと驚くほどきれいになるので是非お試しあれ。
●進み具合

パソコンの性能向上、ハードディスクなどの大容量、低価格化、スキャナなどの周辺機器の低価格・高機能化などにあわせて写真のデジタル化をはじめました。
1年くらいやってみて、全体の半分くらいは取り込めたかな?と思っています。
途中、押入れの中などから大量のネガが発見されたりして、全体の量はつかみきれていないのですが、徐々にデータは充実してきています。
フィルムスキャナは自動送りがないのでパソコンにつきっきりになりますが1時間ちょいで24枚撮り1本をスキャンできるので平日でも何とか1日1本ペースが可能です。
フラットベッドスキャナの場合は時間はかかりますがほったらかしにできるため休みの日などにまとめてスキャンしています。
パフォーマとiMacがスキャンを行っているときには、eMacではフォトレタッチやファイルの整理を行っています。
フォトショップを動かすにはパソコンのパワーが必要なのですがG4搭載のeMacだと快適です。
エプソンの複合機はeMacにつながっているので写真プリントのスキャンはeMacでやっています。
プリントスキャンの画質だとフィルムスキャンほどきれいではありませんが、時間もあまりかかりません。

スキャンしたネガやプリントはデジタル化してしまえば褪色したりせず、整理も非常に簡単になります。
パソコン上の大画面でみることもできるしスライドショーもできます。
写真の閲覧には、iVewMediaというソフトを使っています。
もともとiVewMultiMediaというシェアウェアを使っていたのですが、これの日本語製品版がトースト5というCD-R書き込みソフトにバンドルされていたので購入しました。
英語版シェアウェアのバージョンアップ料が高かったので、バージョンアップをせずに、日本語版に変えてしまいましたが、やはり日本語版の方が使いやすいようです。
大量の写真を整理するのに本当に便利です。
あとフォトエクスプローラというソフトやエプソンのプリンターに附属している印刷用のソフトも便利です。
デジタル化した写真は、CD-Rに保存してバックアップをとっていますが、とても1枚に入りきれないのでそのうちDVD-Rが欲しくなると思います。
●今のところの結論

(1)写真をデジタル化すると本当に便利だということが分かりました。特に古いネガやプリントはデジタル化することによって本来の色を取り戻すことができます。驚きです。
(2)スキャナで写真を取り込むということは簡単ではありません。時間がかかります。のんびりと楽しみながらやるのが大事だと思います。
(3)写真の撮り方が少し変わったかもしれません。カラー写真でも昔ほど高価ではありません。ばんばん撮っても平気です。分厚いアルバムもいらないし整理も簡単です。
ちょっとくらい露出があまくても室内でカラーバランスがおかしくなっても補正ができます。ただしピントがあっていない写真は補正が難しい。
(4)デジカメも非常に高性能になりましたが、まだ銀塩フィルムの解像度にはとてもかなわないような気がします。ここぞという時はやはりフィルムかなと思いますがこの5年間ではブローニーフィルムは1本しか撮っていません。35mmやAPSで十分かな、と思います。