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わが家のプリウス・燃料消費率記録
 
     
     
                   
カタログ値は、3.3リットル毎100キロメートルの燃料消費、(リッター30km/L)。
これだと燃費を気にせずに運転できそうですが、低燃費を理由にプリウスを買う人が多いように、意外とゆうか予想通りとゆうか、この車に乗っていても燃費は気になるものです。何といっても運転席から一番目立つ位置に大きな燃費計があります。
わが家のプリウスは、5.18リットル毎100キロメートルの燃料消費(日本独自の表示法では、19.4km/L)。
カタログ値に対して55%多く燃料を消費しています。
4万キロメートル時点でカタログと同じであれば1.3キロリットル消費ですが、実績は2.1キロリットル消費しました。
暖機運転完了後に測定装置上で計測されるモード燃費と、実際の走行条件は同じではありませんので違っていて当然なのですが、もともとあまり燃料を多く消費しない車なのでちょっとしたことで簡単に燃費が変わってしまうようです。

前に乗っていたイプサム(2.0L)が同じ使用条件で約9km/Lでしたから、燃費は前車比46%.。半分以下の燃料で走っています。(イプサムが1.4トン、プリウスが1.3トンとほぼ同じくらいの車重)
 
●わが家のプリウスの燃費
自動車の燃料消費率というのは、使用条件で大きく異なることがよく知られており、カタログなどに示されているものは、一定の条件の下に計測されたものなので実際の使用と異なるのは当然のことです。わが家のプリウスのおよその条件は次のようなものです。
 
●条件
車両の名称: 2003年型トヨタ・プリウス Sツーリングセレクション (ノーマル無改造)
車両の条件: ノーマル(改造なし)、空気圧、オイル、燃料全て指定範囲内。
燃料の条件: 当然のことながら指定燃料であるレギュラーガソリン。
燃料補給は、燃料計の残りセグメントが3になった時。遅くとも2セグメントになる前に補給。
継ぎ足し給油などの危険行為はしない。
整備状況: メーカー指定および6ヶ月、12ヶ月法定点検などはトヨタ販売店の整備工場で実施。
車両の使用条件: 茨城県南部の一般道を利用。 通勤・買い物など生活走行中心。
休日のドライブ目的の走行はできるだけ控えている。
特別なエコノミーラン操作・運転はなし。
EVスイッチ: 交差点信号待ち停止時にエンジンが自動停止しない場合は、EVモードスイッチで強制的に停止させている。アイドリングストップを強制的に行っている。
通勤帰宅途中に医療施設・ 福祉施設 などが続く区間(制限速度30キロメートル)はほとんどEV走行(電気自動車モード)に切り替えている。これはコンピュータ まかせではなく人為的に行うため、次回起動時に充電時間が長くなり、トータルの燃費にはよくないと考えている。
道路の条件 都会のような渋滞はほとんどないが、信号停止は多い。
高速道路は年に1、2回利用することがあるが、追い越し車線を走ることはほとんどない。
電力などの使用条件: カーナビゲーション:常にON
ヘッドライトはコンライトをオートで使用。センサーの設定は3段階のうちの最高感度(早め点灯)。
フォグランプ:全く使用せず(茨城県南部では北部のような霧が発生することがあまりない)
エアコン:ほぼ全シーズン・オンのまま。機械任せ
オーディオ:AMラジオをかけることが多い。たまにCDなど。
運転の傾向: 内側のレーンは滅多に走らずキープレフトを守って左車線を利用。
縁石一杯、インを空けない!ラインは踏まないが信条。
ハイブリッドカーだからという特別な運転はしていないつもり。

●結果:平均値
1日の平均走行距離 =34.0キロメートル
1回あたりの給油量 =36.5リットルカタログ値から、残量19%(8.5リットル)
給油1回あたりの期間 =21.0日 平均3週間に1回。目標の月1回からは程遠い。
給油1回あたりの走行距離 =709.1キロメートル  
通算の燃費 =19.45キロメートル毎リットル カタログ値30.0km/lに対して、155%。約6割増しの実用燃費。

  給油回数 走行距離 補給燃料 燃料消費率 トータル
  - km L km/L km/L
2003年冬 7 4,192 235.9 17.8 17.8
2004年春 6 4,260 201.7 21.1 19.3
2004年夏 4 3,230 156.5 20.6 19.7
2004年秋 5 3,468 178.0 19.5 19.6
2004年冬 5 2,943 173.1 17.0 19.1
2005年春 4 2,590 139.0 18.6 19.1
2005年夏 4 3,134 155.0 20.2 19.2
2005年秋 4 3,103 150.8 20.6 19.4
2005年冬 4 2,539 147.6 17.2 19.2
2006年春 4 3,004 153.9 19.5 19.2
2006年夏 3 2,470 115.8 21.3 19.3
2006年秋 4 3,117 152.2 20.5 19.4
2006年冬 3 2,863 152.5 18.8 19.4
2007年春 4 2,986 149.1 20.0 19.4

給油回数 距離 燃料 燃料消費率
18 12,840 643.7 19.9
11 8,834 427.3 20.7
13 9,688 481.0 20.1
1912,537709.117.7
   
  記録 給油区間の記録 移動平均 通算の記録  


使用
期間

(日)
給油
間時
間(日)
走行
距離
(km)
区間
走行
距離
(km)
平均
走行
距離
(km/日)
区間
燃料(l)
区間
燃料
消費
速度
(l/日)
満タン法
燃費
(km/l)
車戴
燃費
モニター
参考 値
 (km/l)
燃費
計と
満タン
法の
違い
2回
給油
移動
平均
3回
給油
移動
平均
通算
燃料
消費
速度 
(l/年)
通算
給油

(l)
燃燃料
消費に
伴う
CO2
排出量
(kg)
通算
燃料
消費率

(km/l)
メモ
2003年12月 13 13 642 626 48 36.5 2.81 17.2 17.1 -0.3% 17.2 17.2 1,025 37 84 17.15 年間1キロリットルオーバーペース
2003年12月 27 14 1,325 683 49 36.3 2.59 18.8 18.8 -0.1% 18.0 18.0 984 73 167 17.98 初回 点検。エンジンオイル交換
2003年12月 41 14 1,837 512 37 31.1 2.22 16.5 16.5 0.2% 17.7 17.5 925 104 239 17.53 プリウスの燃費はこんなものか?年末の買い物にチョコチョコ乗るとこの程度の燃費。
2004年1月 55 14 2,457 620 44 34.9 2.49 17.8 16.5 -7.1% 17.2 17.7 921 139 319 17.59  
2004年1月 68 13 2,991 534 41 30.4 2.34 17.6 17.9 1.9% 17.7 17.3 908 169 389 17.58  
2004年2月 79 11 3,521 530 48 31.0 2.82 17.1 18.3 7.0% 17.3 17.5 925 200 460 17.51 購入 動機 のアイドリングストップ 機能 には満足。しかし、売り物の 低燃費性能 にはややがっかり。
2004年2月 96 17 4,192 671 39 35.7 2.10 18.8 19.7 4.8% 18.0 17.9 897 236 543 17.70 通算燃料消費速度が900リットル/年を下回る
2004年3月 114 18 4,839 647 36 31.5 1.75 20.5 20.3 -1.2% 19.6 18.8 856 267 615 18.04 初めて満タン法の燃費が20km/lを下回った。通算燃費も低下。18km/L台に。
気温の上昇とともに燃費が低下。
2004年4月 133 19 5,529 690 36 37.3 1.96 18.5 20.2 9.2% 19.4 19.2 836 305 701 18.09  
2004年4月 152 19 6,356 827 44 38.3 2.02 21.6 21.6 0.0% 20.1 20.2 824 343 789 18.48 給気温度上昇、パワーダウン、結果燃費低下?レーシングカーと同じ?リーンバーンになりやすい?暖房のせい? 
2004年5月 164 12 6,951 595 50 26.5 2.21 22.5 22.3 -0.7% 21.9 20.7 822 370 850 18.77 5月上旬。ゴールデンウィーク前に給油。最低燃費記録更新。
2004年5月 168 4 7,622 671 168 30.8 7.71 21.8 21.6 -0.7% 22.1 21.9 870 400 921 19.00 茨城県と愛知県を往復。1日当たり7.7リッターもガソリンを消費。
2004年5月 182 14 8,452 830 59 37.3 2.66 22.3 22.1 -0.7% 22.0 22.1 878 438 1,007 19.28 記録的な猛暑が続く2004年の夏。エンジン停止でもエアコンが使え快適。
2004年6月 205 23 9,292 840 37 41.0 1.78 20.5 - - 21.3 21.4 852 479 1,101 19.38 ガソリンスタンドに行くのをうっかり忘れていたため.41リッターも給油。空タンクでの温度変化による水蒸気結露が心配。
2004年7月 227 22 10,121 829 38 38.7 1.76 21.4 - - 20.9 21.4 832 517 1,190 19.53  
2004年7月 249 22 10,872 751 34 39.3 1.79 19.1 20.6 7.8% 20.3 20.3 816 557 1,280 19.50  
2004年8月 278 29 11,682 810 28 37.5 1.29 21.6 20.9 -3.2% 20.3 20.7 780 594 1,367 19.64 通算燃料消費速度が800リットル/年を下回る
2004年9月 297 19 12,388 706 37 38.7 2.04 18.2 20.7 13.5% 19.9 19.6 778 633 1,456 19.55 車戴モニターと満タン法で値が大幅にずれる
2004年9月 314 17 13,087 699 41 32.4 1.91 21.6 21.4 -0.8% 19.8 20.4 773 665 1,530 19.65 春から秋まで、日本への台風上陸が記録的に多い
2004年10月 338 24 13,852 765 32 37.0 1.54 20.7 20.4 -1.3% 21.1 20.1 758 702 1,615 19.70  
2004年11月 354 16 14,468 616 39 32.4 2.03 19.0 20.4 7.3% 19.9 20.4 757 735 1,690 19.67 12ヶ月定期点検。オイル交換。年間消費量は目標の1キロリットルを大幅に下回った
2004年11月 374 20 15,150 682 34 37.5 1.88 18.2 18.9 3.9% 18.6 19.3 754 772 1,776 19.60
2004年12月 392 18 15,757 607 34 32.6 1.81 18.6 17.9 -3.9% 18.4 18.6 749 805 1,851 19.56  
2004年12月 407 15 16,240 483 32 31.0 2.07 15.6 16.6 6.5% 17.1 17.5 749 836 1,922 19.41 下がる気温上がる燃費!燃費が15台に!
  使用
期間
給油
間時間
走行
距離
区間
走行距離
平均
走行
距離
区間
燃料
燃料
消費
速度
満タン
燃費
車戴
モニタ
燃費計
の違い
2回
給油
移動
平均
3回給油
移動
平均
燃料
消費
速度
通算
給油量
CO2
排出
通算
燃料
消費
メモ
2005年1月 421 14 16,844 604 43 34.4 2.46 17.6 17.7 0.8% 16.6 17.3 754 870 2,001 19.34 超低燃費のはずのプリウス。真冬はガソリンエンジンのコンパクトカー並の燃費。
2005年2月 442 21 17,451 607 29 37.6 1.79 16.1 16.9 4.7% 16.8 16.4 750 908 2,088 19.21  
2005年2月 466 24 18,093 642 27 37.5 1.56 17.1 17.2 0.5% 16.6 16.9 740 945 2,174 19.12  
2005年3月 491 25 18,754 661 26 39.0 1.56 16.9 17.9 5.6% 17.0 16.7 732 984 2,264 19.04  
2005年4月 511 20 19,391 637 32 33.0 1.65 19.3 19.9 3.1% 18.0 17.7 727 1,017 2,340 19.05 1キロリットル突破。上がり続けた通算燃費がやっと低下傾向に転じた。
2005年5月 529 18 20,010 619 34 31.0 1.72 20.0 20.1 0.7% 19.6 18.6 723 1,048 2,411 19.07 上がる気温、下がる燃費!
2005年5月 551 22 20,683 673 31 36.0 1.64 18.7 19.8 5.9% 19.3 19.3 718 1,084 2,494 19.06 18ヶ月定期点検。点検に出した時は、必ず燃費が悪くなる。停車したままエンジンを回すため?
2005年6月 573 22 21,416 733 33 36.3 1.65 20.2 21.3 5.5% 19.4 19.6 714 1,121 2,577 19.10  
2005年7月 595 22 22,232 816 37 38.0 1.73 21.5 22.0 2.5% 20.8 20.1 711 1,159 2,665 19.18  
2005年8月 625 30 23,100 868 29 42.4 1.41 20.5 21.2 3.6% 20.9 20.7 701 1,201 2,762 19.22 またまた給油忘れ。40リッターオーバー。
2005年8月 650 25 23,817 717 29 38.3 1.53 18.7 19.1 2.0% 19.6 20.2 696 1,239 2,850 19.21 通算消費速度が700リットル/年を下回る
2005年9月 680 30 24,643 826 28 39.6 1.32 20.9 21.9 5.0% 19.8 20.0 686 1,279 2,941 19.26  
2005年10月 701 21 25,429 786 37 35.2 1.68 22.3 22.5 0.8% 21.6 20.6 684 1,314 3,022 19.34 車載コンピュータのプログラム書き換え実施。
給油時に燃費計が(オート)リセットされなかった。バグ?
2005年11月 727 26 26,233 804 31 39.5 1.52 20.4 20.2 -0.8% 21.3 21.1 680 1,354 3,113 19.37 新車時のミシュランからブリヂストン・プレイズに タイヤ交換。 安定性がよくなり、横風やわだちでも不安がなくなる。直進時は、普通のFF車並になった。
2005年11月 741 14 26,920 687 49 36.5 2.61 18.8 19.4 3.1% 19.6 20.5 685 1,390 3,197 19.35 24ヶ月定期点検
2005年12月 761 20 27,541 621 31 37.2 1.86 16.7 17.8 6.6% 17.7 18.7 685 1,427 3,283 19.29 日本列島を大寒波が襲う
2006年1月 782 21 28,153 612 29 38.0 1.81 16.1 16.6 3.1% 16.4 17.2 684 1,465 3,370 19.20 茨城県でも氷点下の気温が多く寒い
2006年2月 804 22 28,789 636 29 36.0 1.64 17.7 17.8 0.8% 16.9 16.8 682 1,501 3,453 19.17  
2006年2月 825 21 29,459 670 32 36.4 1.73 18.4 19.1 3.8% 18.0 17.4 680 1,538 3,537 19.15 スタッドレスタイヤ185/65。レヴォ01。乗りごこちがかなり柔らかく静かになったがそれほど不安定でもない。
2006年3月 854 29 30,194 735 25 38.5 1.33 19.1 19.9 4.2% 18.8 18.4 674 1,576 3,625 19.15  
2006年4月 874 20 30,919 725 36 38.5 1.93 18.8 19.4 3.0% 19.0 18.8 674 1,615 3,714 19.14 通常タイヤPLAYZ195/55R16に。
2006年5月 900 26 31,691 772 30 38.0 1.46 20.3 20.5 0.9% 19.6 19.4 670 1,653 3,801 19.17  
2006年5月 917 17 32,463 772 45 38.9 2.29 19.8 20.7 4.3% 20.1 19.7 673 1,692 3,891 19.18 30ヶ月定期点検
2006年6月 943 26 33,286 823 32 39.3 1.51 20.9 21.2 1.2% 20.4 20.4 670 1,731 3,981 19.22  
2006年7月 960 17 34,083 797 47 37.8 2.22 21.1 22.5 6.7% 21.0 20.6 672 1,769 4,068 19.26 CO 2排出量4トン突破
2006年8月 991 31 34,933 850 27 38.7 1.25 22.0 22.0 0.2% 21.5 21.3 666 1,807 4,157 19.32 長い梅雨、日本列島は各地で豪雨
2006年9月 1,016 25 35,650 717 29 36.6 1.46 19.6 20.8 6.2% 20.8 20.9 662 1,844 4,241 19.32  
2006年10月 1,049 33 36,432 782 24 38.4 1.16 20.4 21.3 4.6% 20.0 20.7 655 1,882 4,329 19.35 33日間ガソリン給油なし。
2006年10月 1,073 24 37,265 833 35 38.2 1.59 21.8 21.6 -0.9% 21.1 20.6 653 1,921 4,417 19.40 車検整備。ほとんど交換部品なし。予想外に丈夫。
2006年11月 1,097 24 38,050 785 33 39.0 1.63 20.1 21.1 4.8% 21.0 20.8 652 1,960 4,507 19.41  
2006年12月 1,119 22 38,762 712 32 38.7 1.76 18.4 19.4 5.4% 19.3 20.1 652 1,998 4,596 19.39  
2007年1月 1,140 21 39,455 693 33 37.0 1.76 18.7 18.9 0.9% 18.6 19.1 652 2,035 4,681 19.38 燃料消費速度がほぼ一定になった(652L/年)
2007年1月 1,161 21 40,126 671 32 38.3 1.82 17.5 18.7 6.7% 18.7 18.2 652 2,074 4,681 19.34 走行距離が4万キロメートルを超えた
2007年2月 1,187 26 40,913 787 30 38.5 1.48 20.4 20.6 0.8% 19.0 18.9 649 2,112 4,858 19.36 スタッドレスタイヤ。冬なのに20km/L
2007年3月 1,212 25 41,649 736 29 36.5 1.46 20.2 20.8 3.2% 20.3 19.4 647 2,149 4,942 19.38 1年前の同じ時期は18.8、今年は20.2km/L。暖冬のためか?地球温暖化?
2007年4月 1,236 24 42,350 701 29 37.7 1.57 18.6 19.9 7.0% 19.4 19.8 646 2,186 5,028 19.36 春になって急激な冷え込み。燃費上昇
2007年5月 1,262 26 43,083 733 28 37.0 1.42 19.8 20.4 3.0% 19.2 19.5 643 2,223 5,113 19.37  
2007年5月 1,284 22 43,899 816 37 38.0 1.73 21.5 23.0 7.1% 20.7 20.0 643 2,261 5,201 19.41 気温上昇とともに燃費低減
2007年6月 1,311 27 44,688 789 29 38.0 1.41 20.8 21.5 3.5% 21.5 21.1 640 2,299 5,288 19.43  
2007年7月 1,331 20 45,354 666 33

33.9

1.70 19.6 20.0 1.8% 20.2 20.7 640 2,333 5,366 19.43  
2007年8月 1,358 27 46,109 755 28

36.3

1.70 20.8 21.8 4.8% 20.2 20.4 637 2,369 5,449 19.45 暑い
2007年8月 1,372 14 46,855 745 53

36.6

2.61 20.4 20.6 1.1% 20.6 203 637 2,406 5,534 19.47 日本中記録的猛暑。土浦でも38度
2007年9月 1,405 33 47,691 836 25

37.3

1.13 22.4 23.0 2.6% 21.4 21.2 635 2,443 5,619 19.51 最低燃費記録更新!低原単位!
  使用
期間(日)
給油間
時間(日)
走行
距離
(km)
区間走行距離
(km)
平均走行距離(km
/日)
区間
燃料
(l)
区間
燃料
消費
速度
(l/日)
満タン法燃費(km/l) 車戴燃費モニター
参考値 (km/l)
燃費計と満タン法の違い 2回
給油
移動
平均(km/l)
3回
給油
移動
平均
通算
燃料
消費
速度
(l/年)
通算
給油量(l)
燃料
消費に
伴う
CO2
排出量
(kg)
通算燃料
消費率
(km/l)
メ モ
   
   
 
使用期間(日): 乗用車の使用期間は平均で13年程度とのこと。
営業用の車に比べると1日のうちに動いている時間はわずかです。長く大切に乗ることがエコロジーからも重要です。
給油間時間(日): ど のくらいの頻度で燃料を補給したかという記録です。平均では約20日。通勤で往復50キロメートル近く走ります。休日はできるだけ車に乗らないようにして いるので、祭日などが多いときや出張が多いときは、車に乗る機会が減り、まるまる1ヶ月燃料を補給しないこともあります。表の中では4週間以上の場合を緑色にしています。
区間走行距離(km): 車についている燃料メーターの目盛りが残り2つになったらすぐに補給しています。プリウスに限ったことではありませんが、 残量警告灯は見たことはありません。燃料に限らず警告灯(ウォーニングランプ)というのは見たくないものです。
平均すると700キロメートル毎に給油しています。
区間燃料(l): 1 回の燃料補給量です。一応満タンにします。平均で36リットルくらい。同じくらいの大きさの他の車に比べて、給油時間が短いので環境に優しくなります。セ ルフスタンドは利用しませんが、最近のガソリンスタンドでは、(禁止されている)給油装置のオートストップ以降の継ぎ足し給油をするところはみかけなく なったため、およそ同じ条件での「満タン」になっていると思いま
満タン法燃費(km/l):  車載のオドメータから読み取った走行距離を補給した燃料の量(取引基準の容積リットル、ガソリンスタンドの給油機の表示)で除したもの。
低燃費ほど数字が大きくなります。満タンといってもばらつきがあるため毎回の給油では燃費にもばらつきがあります。
2回給油移動平均(km/l)や 3回給油移動平均にするとばらつきが均されるので季節変動などが読み取れます。
車戴燃費モニター参考値 (km/l)と
燃費計と満タン法の違い:
プリウスには車載の燃費計があります。走行距離(走行速度)と燃料消費量(消費速度)から瞬間の燃費を表示したり、リセット時からの平均燃費などを表示することができます。これと満タン法を比較すると燃費計の方が低燃費側に表示されるようです。
通算燃料消費速度(l/年): 高 い燃費あるいは車に乗る距離が増えると通算の燃料消費速度が大きくなり、低燃費あるいは車にあまり乗らないと燃料消費速度が小さくなります。乗り始めた 頃は年間1キロリットルに近い消費速度でしたが、次第にガソリンを大事に使おうという気持ちが増したのか、消費速度はどんどん小さくなってきました。
燃料消費に伴うCO 2排出量(kg): 燃料消費だけではなく部品の交換などにも二酸化炭素の排出が伴います。タイヤを交換すると50リットル分くらいのガソリン消費に相当するようですが、この表ではガソリン消費だけを対象にしています。3年くらいで4トン以上の排出です。
通算燃料消費率(km/l): トータルの燃費は19 km/lほど。1日だけの測定であれば、条件によっては、30 km/lくらいになることもあるので走行条件によって大きく変わることが分かります。通勤だけであればもう少しよい燃費だと思われますが、買い物や駅など近くの用時にも使うので、トータルとしてはまあこんなものか、といったところです。
アイドリングストップのために選んだ車なので、低燃費はおまけなのですが、カタログの燃費と実際の燃費には開きがあります。しかし、イプサムの半分の低燃費ですから不満はありません。
 
  上のグラフは走行距離とその時の燃料消費率の関係を示したものです。満タン法だけだと給油量のばらつきのために燃費もばらつくので、2回移動平均と3回移動平均も示しています。黄色のプロットは通算の値です。
 
  上のグラフは使用時間とその時の燃料消費率の関係を示したものです。
夏場は低燃費、冬場は高燃費という傾向がはっきりと示されています。下がる気温、上がる燃費!
 
  上のグラフは走行距離とその時の通算燃料消費速度の関係を示したものです。はじめは年間1キロリットルを上 回るペースでしたが、次第に節約モードになってきています。燃費計のついている車なのでむやみに車を使うとすぐに燃料が減るのが分かります。必要以上に車 を使わない習慣が身についてきたのか、燃費が向上している訳ではないのに消費速度は徐々に下がってきています。
●燃費データ
   燃料消費率、略して燃費(ねんぴと読みます)は日本で は、ガソリン1リッターで走行した距離で示します。
日本では燃費と言いながら通常使用される単位は「単位消費燃料あたりの走行距離」で表されますので低燃費の方が、この数値は大きくなります。
寒くなるとどんどん燃費が上がります。夏場はリッターあたり20キロメートルくらいの、さすが「プリウス」と思わせる低燃費も、真冬になるとリッターあたり17キロメートル程度のやや平凡な燃費になってしまいます。
簡単な温度計をシリンダーヘッドに貼り付けて、エンジンの温度を測り始めていますが、摂氏20度くらいにしかなりません。暖房のために頻繁にエンジンが始動しますが、それでも低い温度の状態が続きます。
昭和47年型のホンダライフは町の中でリッター18キロメートル、遠出するとリッター25から30キロメートルだったので何となく同じくらいの燃費です。し かしエンジンの排気量は4倍、エアコンがついていて重さも3倍近いプリウスがライフと同じ燃費なのですから、やはりハイブリッドの技術はすごいと思いま す。 

 「消費率」ですから、少ない燃料で走ると低燃費、その逆にたくさんの燃料を消費する場合を高燃費と呼びますが、日本とアメリカの表示方法が、一定の燃料に よる走行距離で示すため、数字の大きい方を高燃費と逆に読む人がいるようですが、これは円高と円安を逆に言うようなものです。言葉の定義を行える立場では ありませんので、本稿では正しい定義通りに示すことにします。「プリウスは低燃費車であって高燃費車ではない」とします。
 >したがって、もっとも少ない燃料でたくさんの距離を走った場合は「最低燃費」であって「最高燃費」ではありません。省エネ技術に関わっていると、「エネル ギー原単位の低減」がテーマになります。「低原単位」というのは「高性能」「高効率」を表す言葉です。「低い」という言葉はけっして悪い言葉ではなく、 「最低燃費」は「最高性能」とも言い換えることができます。
●燃費データと満タン法
  燃費を求めるのに使用したデータ は、車搭載の距離計(オドメータ)とガソリンスタンドで燃料を補給した際のガソリン充填量から求めるという「満タン法」と呼ばれるものです。
 距離計の誤差は計器自体の精度もありますが、車のタイヤの外径など様々な要因で決まります。
保安基準で定められている速度計の精度の許容範囲は比較的大きなものですが、実際の車両に搭載されている速度計・距離計の精度はこれに十分適合し ている訳ですから、数%以下ではないかと想像しています。いずれにしても検定している訳ではないので、まあそれなりのデータなのだと思います。 図に示した燃費のトレンド(傾向)で、満タン法による計測だとグラフがぎざぎざになります。ガソリンスタンドによっては「満タン」が2、3リットル多かっ たり少なかったりすることはよくありますが、プリウスの場合1回の給油量が30リットル程度なので給油量が10%くらい上下することになります。そこで、 2回給油満タン法で測定するとトレンドカーブがずっと滑らかになります。ガソリンを給油したときに請求書に書かれる充填量の単位はリットルという容積を表 す単位ですが、温度による液体の膨張・収縮はかなり大きいため、取引上は標準状態の温度に換算されています。給油装置は重要な取引に使われるため公的機関 による検定が必要になります。
一方、自動車のガソリンタンクは金属や樹脂で作られているため、液体ほど膨張・収縮がありません。したがって、夏と冬では同じ燃料タンクでも充填される量に 差が生じます。リットルではなくキログラムなどであればとても分かりやすく、レーシングカーなどでは、科学的データが重要なので、燃料の搭載量や消費量を 重量で示しています。一方、乗用車や貨物自動車などでは長い間(標準状態換算の)容積で示した取引が行われており、税法でも容積を使っています。変えるこ とができません。
また、ガソリンタンクは、安全性の確保のために完全に満タンにはならないように設計されています。
高圧ガス保安法など、液化ガスや可燃性液体を充填する容器に関する法令の多くが満充填を禁止していますが、これは完全に満タンにするとわずかな条件の変化によって圧力が急上昇したり溢れ出したりといった危険があるためです。
しかし、自動車の燃料(液体の可燃物)の場合は「満タン」という言葉が使われます。例外的にも見えますが、この言葉は、日常的に用いられます。こ れは、見かけ上、「満タン」にみえても、実際は蒸気相の逃げなどが確保できるように設計されており、普通に充填した場合は完全に満タンにはならないためで す。したがって、給油の方法によっては満タンのレベルが異なることがあります。このばらつきが燃費データに与える影響は少なくないと思えます。

このような精度やばらつきを考えると自動車の実走行燃費データは、それなりの計測器を別途搭載しないと正しく評価できないと考えられま す。しかし、一般のユーザーが普通に、走行・ガソリン補給を繰り返していった時の、「実感」としての燃費データは、プリウスという車を理解するのにとても 役立つと思います。
グラフは補給区間毎の燃費と積算の燃費を示したものです。 納車が11月で寒い季節になっていき、冬から春からにかけて燃費が低下していっているのが分かります。(燃費が低下するとkm/L表示では数字が大きくな ります)機械の慣らしや運転者の運転技能の変化などもありますが、気温上昇に伴って燃費性能が向上していると言えると思います。
●満タンについての考察
  満タンの「タン」は英語の「タンク」のことで燃料や水などが容量の限度まで入っていることを表す「日本語」です。英語でも、fill up a tankですからほとんど同じ意味になります。普通は液体を一杯にすることであって気体の場合はこの表現を使いません。
一般的に容器に液体を充填する場合、完全に液体で満たしてしまうと不都合なことがあるため少しだけ気相部分を残すことが行われています。しかしそれは物性(液体の性質)によるもので必ずしも同じように行われているものではありません。
タ ンクの中に液体を入れている場合に最も重要なことは温度変化による体積変化と圧力変化です。たとえば低温液化ガス(液体酸素や液化天然ガス)は 周囲の環境よりもずっと低い温度で保管されていますから、断熱されているとはいえ、外から徐々に熱が入ってい来ると液体が蒸発して内部の圧力が上昇しま す。圧力が上がりすぎて破裂しないように安全装置などがついていますが、それでもギリギリ満タンに近い状態にしておくと蒸気相の部分が少ないため、圧力変 化が急激に起こり危険です。したがってこのような容器は満充填を行うことができません。
一方、ペットボトルの水などはかなりギリギリまで充填されています。ペットボトルの水の温度が上がって蒸気圧が上がってもさほど高くはなりませ んし、水そのものもあまり膨張しないので危険なことはありません。炭酸飲料などのボトルだと温度上昇でもっと圧力が上がるので容器がその分丈夫に出来てい ます。
ガソリンは可燃物・危険物ですが、自動車燃料に日常的に使われているためあまり危険だと感じることはないと思います。しかし石油ストーブに 使われる灯油などに比べるとかなり取扱いに注意が必要であるものであることはよく知られています。ガソリンは決められた容器にしか保管できませんのでポリ タンクやペットボトルなどに入れることはできません。
昔の車ではトランクの中やボンネットの中、要するに室内とつながっているところにもガソリンタンクがありましたが、今の乗用車ではガソリンタン クは車の外に設置されていていて、衝突などでもガソリンが容易に漏れてしまわないような構造や配置に配慮した設計になっています。蒸発したガソリンが大気 に放出されて環境に影響を与えないように蒸発ガソリンを回収する仕掛けも義務化されています。
このように安全や環境に配慮したガソリンタンクですが、ガソリンは水に比べてずっと膨張しやすいことと蒸気圧が高いことから完全に満タンにする と漏洩や破裂などの危険があります。それを防ぐために通常の充填では蒸気相が残るような構造になっています。ガソリンの給油口は高い位置にあってガソリン タンクは普通車体の一番低い位置にありますから、給油口一杯までガソリンを入れたら、もう隙間がないように思われますが、安全上問題がない程度に蒸気相が 残るような構造になっているので、見かけ上「満タン」でも本当は満タンではありません。

ユーザーが自ら給油するセルフサービスガソリンスタンドが日本でも許可されるようになりました。
給油装置には安全装置があり完全に満タンになる前に自動停止するようになっていますが、セルフスタンドでは給油装置が停止した後も「継ぎ足し給油」を行う人がいて、行政や石油関連の団体などが「継ぎ足し給油禁止」のキャンペーンをしなくてはならないような状況があります。
元々セルフスタンドが多い欧米などではこうした問題は少ないようです。ガソリンの危険性が十分に浸透しているのか、エンジン停止や静電気除去、などの基本がきちんと守られているだけではなく、給油装置が停止した後の継ぎ足し給油もみかけません。
長時間給油するとそれだけ多くの有害物質が大気中に拡散するので、オートストップが働くとすぐにキャップをしようとするのは当然のことです。

継ぎ足しでたくさんの燃料が入る、要するに最初に燃料が入りにくく、満タンにしにくいと苦情をいうのは日本のユーザーだけのようです。一般的に欧州車は満 タンにしづいらいと言われていますが、そのような苦情を言うユーザーがいないということと、やはり本当の満タンは危険なのできちんと蒸気相が残る構造にし ているのだと思います。
なぜ日本に継ぎ足し給油が多いのかその理由はよく分かりませんが、ガソリンのような危険物に対する啓蒙が不十分なのかも知れません。安全を犠牲にして数リットル余計に燃料を入れて得をすることは、レース以外では考えられません。

昔、F1でレース中の燃料補給が禁止されていた時期があります。
この時はスタート直前に「満タンン」にして、ゴールするまではその燃料で走らなければならないので各チームとも燃料を目一杯充填していました。
80年代にターボチャージドエンジンがものすごいパワーを出していたときは危険なパワー競争を抑えるため にレギュレーションで燃料タンクの大きさを制限していたことがありました。
限られた燃料でゴールまで走るにはパワーを落とさなければならないため、各チームは燃料にベンゼンやトルエンなどの有害物質を入れて重い燃料にし たり燃料タンクの中に目一杯充填するために燃料を冷却して充填するなどの、今考えるととても危険なことを行っていました。いくら競争とはいえ、ひどいこと をやっていたものです。
冷却された燃料は温度上昇とともに膨張するので、タンクからあふれたり、あるいは圧力上昇で破裂する危険もあります。
隙間なく目一杯、本当に「満タン」になっているため、スタート前のグリッド上には危険な車がたくさん並ぶことになります。あまりに危険なので燃料の冷却は、禁止されてしまいました。
レーシングカーの燃料タンクは事故時の衝撃などを考えた安全タンク になっていて、乗用車のものとは構造や材質が異なり、安全性はずっと高いと思われます。それでも文字通り「満タン」にするのは危険です。

結局、車の燃料タンクも、液体タンクであることにはかわりないので、本当の「満タン」状態というのは作りにくく、また、そうする必要もありません。「満タン」は、あくまでも目安ということで考えるしかなさそうです。